私を磨くテーブルマナー

和食の食べ方

どの料理でも共通していえることですが、食事は楽しく相手に不快な思いをさせないことが基本です。例えば、予約した時間は守る、携帯の電源は切っておく、大きな音を立てないといったことです。これらの最低限のマナーに加えて上品に、きれいに見える和食の食べ方というものがあります。普段私たちは和食を食べていますが、正しく美しく食べるということはあまり意識していないかもしれませんね。ここでは普段から使える和食の食べ方やテーブルマナーを紹介します。

和食の基本的なテーブルマナー

食事中に喫煙しない

喫えん

普段喫煙をする人にとってはあまり感じないかもしれませんが、喫煙しない人にとってはたばこのにおいは敏感に察知します。
また、たばこのにおいが料理に移ることや料理の香りが消えてしまうこともあります。せっかくの料理の上に人のたばこの煙がのるなんて、嬉しくありませんよね。どうしても吸いたい場合は、全ての食事が済んでから一言断ってから吸うようにしましょう。

音を立てない

食事の最中は会話を楽しんで食べたいものです。楽しい会話や心地よい音楽、あるいは料理をしているときの音(料亭というより食堂ですが)以外の音が聴こえてきたらどんな気分でしょう。食事中は食器の音を立てないようにし、噛むときの音に配慮しましょう。口の中に食べ物が入っているのに話すのもマナー違反です。

予約した時間に遅れない

お店では予約した時間に合わせて料理の準備をしているものです。もちろん、お店のほうでは、時間に遅れることも考慮していますが、もし遅れる場合は必ず連絡を入れましょう。

和食の食べ方1:お寿司のテーブルマナー

お寿司

寿司は普通手で食べるものですが、箸がついてきた場合は箸で食べます。その場合は、シャリがポロポロ落ちないように食べるのがポイントです。
普通はネタに醤油をつけますが、お好みで構いません。ただ、シャリに醤油をつけますと、ほどけやすくなってしまうため、落ちやすい原因になるかもしれません。
大振りのお寿司の場合は、ネタとシャリを分けて食べます。シャリを半分に分けて、ネタでくるんで食べてしまいましょう。

和食の食べ方2:お刺身のテーブルマナー

お寿司やお刺身(お造り)でわさびを醤油にどっぷり溶かしている人を見かけます。あくまでわさびは辛味をつける香辛料なので、わさび醤油で漬け込んだりご飯にかけるのでなければ、お寿司やお刺身の上にわさびを少量のせて醤油をつけます。大葉はお好みで醤油をつけていただきます。舟盛りになったお刺身は盛り付けを崩さないように取りましょう。わさびを取り分けるときは鍋物同様、箸は逆さにせず直に取ります。逆さにするということは、手で触れた部分も料理についてしまうことがあるからです。どうしても気になる場合は、お店の方から取り分け用の箸を1膳用意してもらいましょう。お寿司やお刺身についてくるハジカミ(しょうが)は口の中をさっぱりとさせる効果があります。ツマ(大根)もお好みで大葉でくるんでいただきます。

和食の食べ方3:煮物のテーブルマナー

煮物のつゆっておいしくてつい飲んでしまうことはありませんか?箸を置いて両手でつゆを飲むことはマナー違反にはなりません。ポタポタ落ちてこないように気をつけましょう。蓋がついてきている場合は蓋を受け皿にすると良いでしょう。

和食の食べ方4:天ぷらのテーブルマナー

天ぷらの食べ方は実は順番が決まっています。天ぷらは淡白な味のものが手前に、味の濃いものが後ろに盛り付けられています。ですから盛り付けを崩さないように淡白な味の天ぷらから順に食べるのがマナーです。天ぷらに天つゆをつけるときは、器に口を近づけないで、天つゆの器を持って一口ずつ天ぷらをつけます。箸でちぎれる天ぷらはお皿の上で食べる大きさに切り分けます。イカの天ぷらのように噛み切りにくいものは一度口をつけたらお皿に戻してはいけません。天つゆの器を持って最後まで食べるようにします。海老のしっぽなど残ったものはお皿の隅にまとめておきましょう。

和食の食べ方5:串物の食べ方

和食には焼き鳥やつくね、味噌田楽といった串に刺さった料理が出てくることもあります。食べ方のポイントは、先に串を外してしまうことです。串を外すときは、左手で串を持ち、箸を持った右手で料理を外します。熱いできたてのほうが外しやすいのですが、外しにくい場合はくるくると串を回して外します。

和食の食べ方6:ご飯のテーブルマナー

自分でご飯をよそうときは器の7〜8分目にしておきます。山盛りにするのは枕飯といってお供えのときに使われます。ご飯は左側、汁物は右側に置きます。おかわりをするときは、必ず一度テーブルに置くようにします。ご飯を食べ終わって手に器を持ったままおかわりをすると、せわしない印象を与えます。お茶漬けの場合はかき混ぜすぎず、音を立てないで流すようにいただきます。

和食の食べ方7:汁物のテーブルマナー

汁物で気をつけたいのは、蓋の取り扱いです。汁物の蓋ってなかなか取れないことがありますよね。そんなときはお椀の縁を軽く握ると蓋が少し浮きあがります。無理に引っ張ろうとするとこぼしたり、器を傷つけることもあるので、丁寧に扱ってくださいね。さて、取れた蓋はどのように置いたら良いのでしょうか?蓋の内側には蒸気のしずくがついてポタポタ落ちてきます。蒸気は別に害はありませんので、器の中に落としてしまっても大丈夫なんですよ。水滴を落としたら、水滴がついていたほうを上にしてお椀かお膳の右側に置いておきます。食べ終わったら器に蓋をしてお膳の右側に出しておきます。

和食の食べ方8:鍋物のテーブルマナー

大勢で鍋を囲むときって、口をつけた箸を使うのにためらったりしませんか?しかし鍋物のときは親しい人たちが一つの鍋を囲むことに意味があります。お刺身の項目で触れましたが、箸を逆さに持つことはかえって衛生面で良くありません。どうしても気になる場合はお店の人に頼んで、取り分け用の箸を用意してもらいましょう。

座布団の使い方

座布団には前と後ろ、表と裏があるって知っていましたか?縫い合わせのないほうを前、締め糸の房がついているほうを表にして使います。座るときは下座側から座り、席を立つときも下座側に降ります。座る場所はあらかじめ決められているものなので、招待されている人は位置を変えたり座布団を動かさないようにします。また和室では、畳のへりや座布団は足で踏まないようにします。挨拶をするときは座布団から降りて挨拶をしましょう。

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